急成長するメタバース市場でビジネスチャンスをつかむには!
急成長しているメタバースでビジネスチャンスを掴むためには何が必要なのか?具体例も交えて、書いていきたいと思います。
メタバース市場予想規模
メタバースは今後どれだけ成長するのでしょうか?
国内と世界の市場規模の予測は以下の通りです。
国内のメタバース市場規模
2022年の国内メタバース市場規模(プラットフォーム、コンテンツ・インフラ、XR機器の合算値)は前年度比173.6%の1377億円です。2023年度は、207%の2851億円まで成長すると見込まれています。(矢野経済研究所より)
2020年は、新規参入と新しい市場ということで、各企業がこぞって事業投資をしていました。業界全体でメタバースを盛り上げるため企業連携やコラボレーションがすすんだ年です。自治体や行政もメタバースを活用するなど「メタバース」がブームとなりました。
2023年は、ブームも落ち着き真剣にメタバースの活用を考える企業が増えています。ビジネスモデルも明確化しており、業績を伸ばしている企業も増えています。
世界の市場規模
MarketsandMarkets社は、メタバース市場が2022年に618億米ドル、2027年には4269億ドルに達し、年平均成長率は47.2%に上ると予想されています。2030年までには1兆6000億ドルから1兆7000億ドルに達すると予想しています。
メタバースで何がビジネスチャンスになるのか?
ビジネスチャンスがたくさんのメタバース!!今回は、5つを例に挙げて書きたいと思います。
①メタバース内での企業、自治体のプロモーションイベント運営
②シンガーやVtuberのライブイベント運営
③メタバース空間を制作して広告収入を得る
④アバターや3Dモデルの制作
⑤メタバースを使った新サービスの開発
ひとつひとつ詳しく書いていきます。
①メタバース内での企業、自治体のプロモーションイベント運営
メタバース内で自社の製品をアピールする場として使用するケースが増えています。
・京セラ
2022年11月8日(火)~11月13日(日)
切削工具やカーボンニュートラルの取り組みをメタバースで体験できる展示会をVRchatで開催されました。
2023年6月29日(水)~7月2日(日)
「京セラレーザーコンセプト製品展示ブース」をVRchatで開催されました。開発中の京セラレーザー製品を設置し、まるで目の前に実在するかのようにレーザー照明が動作するように設置されました。
・天藤製薬
主力商品である「ボラギノール」のヘルスケアリテラシーを高めるための情報発信活動として、メタバース空間「ボラバースproduced by ボラギノール」を2023年3月31日オープンしています。Webメタバースというブラウザーから誰でも入れるサービスで構築されています。
・山口県
メタバースを活用した県内企業PRイベント「やまぐちメタワールド~デジタル企業図鑑~」を2023年10月23日~2024年2月29日開催します。
小中学生を対象に県内企業の理解促進を図る取り組みとしてメタバースを活用した県内企業の製品・技術・サービス等の魅了を発信するイベントとなっています。
②歌手やVtuberのライブイベント運営
2021年10月2日より「Fortnite(フォートナイト)」内で開催されたバーチャルイベント「Soundwave Series」にて米津玄師や星野源か出演されました。
阪神阪急HDはメタバース上で音楽フェス「JM梅田ミュージックフェス」を開催。30名を超えるVtuberが出演し、来場者数8万人以上を記録しました。
③メタバース空間を制作して広告収入を得る
メタバース空間を制作して広告収入を得る方法があります。「Fortnite(フォートナイト)」や「Roblox(ロブロックス)」などユーザー数が多いメタバースサービスでは、メタバース空間の制作者向けに、広告収入の一部を還元するプログラムがあります。
「Fortnite(フォートナイト)」は、2023年より始まっており、一部のクリエイターに月1億円近い広告収入か還元され話題となりました。
④アバターや3Dモデルの制作
メタバース空間は、3Dモデルで形成されています。アバターも3Dモデルで制作されています。このアバターや3Dモデル制作の分野でもビジネスチャンスがあると言えるでしょう。現在、多くの人たちがVtuberとして活動しています。しかし、その多くが、3Dモデルで制作したアバターを持っていません。もしも、多くのVtuberがメタバースに参加するとなれば、必ずアバター制作の需要は高くなると思われます。
メタバース空間で使用する3Dモデルの制作も需要がさらに上がります。家具や小物を纏めて販売することで、直ぐにメタバース空間が制作できるセットが今人気を集めています。デジタルデータの売買のため、売上=利益となり利益率は他の物販と比べ物になりません。個人クリエイターの中には、3Dモデルの販売だけで、年間数百万の売上を上げている人もいます。
⑤メタバースを使った新サービスの開発
メタバース市場は今成長途中です。同業他社は参加していない場合があります。自社の製品・サービスを使って新しいビジネス展開が考えられるのではないでしょうか?「お問い合わせ」よりご連絡頂ければ、私たちが新サービスのお手伝いができるかと思います。お気軽にご連絡下さい。
まとめ
メタバースは今後もさらに市場拡大していきます。参入者も利用者も、今どんどん増えています。今から、メタバースに参入して先行者利益を得るのも可能です。ビジネスチャンスは、目の前にあるかもしれません。
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